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陣場山と陣馬山 どっちがホント

 陣馬山(じんばさん)は、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区との境界にある標高854.8mの山です。
 関東山地(秩父山地)の東縁に位置する山で、広く平坦な頂上のため陣馬高原とも呼ばれています。

 東京都立高尾陣場自然公園、および神奈川県立陣馬相模湖自然公園に指定されており、関東の富士見百景、神奈川の景勝50選および八王子八十八景に選ばれています。また奥高尾縦走路、桜の名所の山としても知られる。

 現在、ほとんどの地図やパンフレットでは「陣馬山」を用いていますが、本来は「陣場山」が正当だと言われています。
 というのも古文書によれば、関東の北条氏が甲斐の武田家への備えとしてこの山頂に砦を築いたので陣場山となった、とあるからです。また、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説もあるようです。

 しかしながら1950年後半に京王帝都電鉄がこの地を観光地としてPR始めた折、登山家の岡部一彦氏が助言し、陣バ高原とネーミング、そのとき宣伝効果上バの字に馬をあてたのが始まりとされています。その際、山頂に白馬の像を建てて象徴化もおこなわれました。

 以来陣馬高原の名が定着したものです。しかし都立公園名では「陣場」があてられ、また地元でも「陣場」を用いる人が多いようです。

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