高尾山の雑学・豆知識

ホーム > 高尾山の雑学・豆知識 >狭間の獅子舞

狭間の獅子舞

 この獅子舞は,天正18(1590)年に八王子城主北条氏照より獅子頭を賜ったことから始まったと伝えられています。氏照公は笛の名手であり、月の夜等自ら笛を吹いて武運を祈り獅子舞を鑑賞されたといわれている。

 当初は現在の高尾町の氷川神社に奉納されていたが、 明治5(1872)年の行政区域変更で現在の狭間(はざま)町の 御嶽神社(みたけじんじゃ)に移りました。 そこで,氷川神社は狭間より獅子舞を伝授され、以来この神社に奉納するようになったそうです。

 この獅子舞は、牡獅子二頭、牝獅子一頭の三頭を中心に先頭から法螺貝2名、棒使い数名、軍配 1名、花笠4名、獅子3名、団扇1名、笛吹き数名、 唄い数名から構成されています。
 この獅子は、戦国時代に武運長久の神、災厄除けの神として奉り信仰され、獅子舞の風にあたれば1年中厄病を病まぬとか、その祭典に作った「おまんじゅう」は腹痛の妙薬あるとか言い伝えが残ります。

 なお元の高尾町の氷川神社(ひかわ じんじゃ)は,京王線高尾山口駅の東側の駐車場の奥にありますが毎年8月第3日曜日のお祭りには「子供みこし」や「氷川神社の獅子舞」が奉納されます。
 
 「狭間の獅子舞」をはじめ、市内には9つの獅子舞があります。五穀豊穣や悪霊退散を祈願し、各地域の寺社の祭礼や髙尾山薬王院の春季大祭で舞が奉納されます。八王子地区の獅子舞の多くは市の指定無形民族文化財に指定されています。

   日枝・琴平神社  4月第2日曜
   小津熊野神社   8月中旬
   氷川神社と狭間  8月下旬
   田守神社     8月最終日曜
   今熊神社     8月最終日曜     


豆知識目次に戻る

おすすめコンテンツ