高尾の豆知識 


  

6-5.立木トラスト運動


 高尾山 裏高尾には、水田、畑、梅林、雑木林といった美しい光景が見れます。
でもここに圏央道のジャンクションが作られる計画で、住民や自然を愛する人たちの間から反対運動が起こりました。

 梅林や水田をつぶしこの自然いっぱいの高尾の山にトンネルを貫かせようというのですから、その自然に与える影響を考えると反対運動が起こるのも当然かもしれません。
この梅林付近では、「立木トラスト運動」が展開されています。
雑木林の一本一本に個人の名前を記した札がつけられています。
梅の木を一本ずつ買って「明記票」をつけることで法律で保証された立木の権利を主張し自然破壊を起こす無謀な計画を阻止しようというものです。

 不動産や動産など物についての所有権などの権利は物件と呼ばれ、債権という特定の人に対する権利と異なり、誰に対しても主張できます。しかしそうするためにはこれを世間一般に明らかにしておかなければなりません。その方法を公示方法といい、不動産の場合は登記がこれにあたります。
しかし「立木トラスト」のような立木は登記ができません。ここで登場するのが「明認方法」。登記に代わる公示方法として慣習上認められたもので、立木の幹を削って所有者の名前を書いたり、枝にプレートを引っかけたりして、その立木についての権利を示します。 これで対抗要件を備えたことになります。

 車社会の今日、確かに便利になるのはいいことだけれど、また一つ人間の便利さのために自然が破壊されるのならば許されることではないことです。
特にこの高尾の自然を知っている人ならば、本当に悲しくなってしまうことでしょう。




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