高尾山の名物といえば蕎麦高尾通信

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高尾と言えばソバ

 高尾山へと結ぶ京王電鉄では毎年1月下旬より、高尾山で「冬そばキャンペーン」を実施している。

 高尾山には数多くのそば店があり、登山で疲れた参拝者を癒す目的で、滋養強壮に良いといわれるとろろを使った「高尾山とろろそば」が広まっている。 同キャンペーンは、この高尾山とろろそばをさらに広めようと毎年この時期に実施、高尾山のふもとから山頂までの間に点在するそば店計20店が参加する恒例行事となった感があります。

 そもそも、高尾山のとろろそばの始まりは、その昔、高尾山の薬王院に参拝にこられる方々の疲れをとってあげようと、滋養強壮によいといわれたとろろを消化吸収のよいそばにのせて出したことからだといわれています。

 このそばやさんの中の「竹乃家」が元祖とされているようです。当時はいわゆる駄菓子屋だったが、そばも出していたそうですが、自然薯(じねんじょ)を入れたところ評判になり、他の店にも広がったといいます。

 そばには、ルチンやコリンなど様々なものが含まれています。ルチンは血液をきれいにしたり、血圧を下げる働きのほかに、糖尿病になりにくくしたり心臓病の予防やボケを防ぐ効果があるといわれています。
 また、コリンには、肝硬変や動脈硬化を防いだり、自律神経失調症になりにくくする効果があるともいわれています。
 そのほかにも、疲労回復に効果のあるパントテン酸、お肌によくシミ、ソバカス防ぐシスウンベル酸、大腸ガンや便秘になりにくくする食物繊維が含まれているなど、いろいろな効能や効用、効果があるといわれています。

 一方、とろろ=山の芋は、古くから滋養・強壮の不老長寿食品といわれ、重宝がられてきました。山の芋特有のぬるぬるは繊維マンナンとタンパク質が結びついたもので、タンパク質 の吸収を高め、体内のコレステロールの蓄積を防ぐ作用があるといわれています。 体に良い酵素成分が多く、昔から滋養の高い野菜といわれています。この二つの食材がひとつになったわけですから、その効果もきっとおおきいんでしょうね。
 

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