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7-7.ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン


 日本の代表的な観光地を星で評価する「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン 2009」が、3月にフランスで出版された。緑色の表紙を持つ「グリーンガイド(Guide Vert)」は観光ガイドブックとしても1世紀もの歴史を持ち、本国フランスだけではなく世界各地で読まれるガイドブックとしても知られています。
それにしても日本人が書いたガイドブックと違う視点で書かれた海外発行のガイドブックというところはユニークです。フランス語のわかる方は是非ご一読されるのをお勧めします。

 ところでこのガイドは、フランス人と日本人計12人の専門家からなる編集チームが、数か月かけて数多くの観光地を訪れて、このうち、17カ所が最高峰の三つ星、つまり「わざわざ旅行する価値がある」という評価を得ています。この中には、屋久島、白川郷、五箇山のように、UNESCOの世界遺産に分類されている観光地もあります。ミシュランは、フランスで「ギィド・ルージュ」と呼ばれるレストランガイドの東京版で、日本でも有名になりましたが、ヨーロッパではグリーンガイドもよく知られています。発見する喜びと同義語である「グリーンガイド」の星は、見逃せない観光地を一目で見つけることができる目印となっており、主要な名所や旧跡が星で評価され、簡単な紹介が載っているため、観光地巡りのお供として役立つといいます。 

 日本版は日本政府観光局(JNTO)の協力を得て作成されました。フランスでは、特に若い人々の間で、日本は、非常に身近な存在になっています。2008年に日本を訪れた外国人旅行者数は835万1600人に達しましたが、このうち、フランス人旅行者数は14万7600人であり、2007年に比べて7%以上増加しています。 政府は2010年までに1000万人の旅行者誘致を狙っており、今回のガイドはその助けとなるといいます。

 また、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」には、地図のほか「日本を理解する」という章が設けられており、日本を旅する人々に、仏教寺院の入り口を守る「仁王」の意味から、ピンボールとスロットマシンを融合させたような「パチンコ」、豊富な説明図とともに解説した「建築物についてのABC」や漁師、芸者など「出会った人々」の紹介もあり、日本の文化も案内しています。 屋内でのスリッパの使い方や温泉の入り方など、失敗を避けるための知恵の数々も紹介されています。

 また、「日本を発見する」という章では、欧米の旅行者にとって旅の玄関口である東京と京都から始めて、地域ごとに日本を紹介しています。それぞれの地域について、お薦めの旅程も提案しています。本州を西に中国地方まで進み、四国と九州を経て、陽光溢れる海が広がる沖縄諸島に渡ります。その後、発見の旅は中部地方から北へと進路を転じ、東北から北海道を取り上げています。

 フランスの価格は19.90ユーロ。3月16日に発行され、そのときに正確な3つ星の数が明らかになる。9月には英語版も刊行される予定です。

 3つ星に選ばれた主な観光地は次の通り。

◆東京とその周辺

 東京、高尾山、富士山、日光

◆京都と関西

 京都、奈良、法隆寺、高野山、姫路城

◆本州西部(中国地方)

 宮島

◆九州

 屋久島

◆沖縄

 川平湾

◆本州中部(中部地方)

 伊勢神宮、高山、白川郷、五箇山

◆本州北部(東北)

 仙台とその周辺、松島




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