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高尾通信は高尾山とその周辺を観光、自然、歴史、文学、伝説、グルメに至るまで徹底的に紹介する高尾山総合案内サイトです



高尾山の自然real estate

高尾山の草花

高尾山は暖帯と温帯の境に位置するため天然林がうっそうと茂った様々な自然をかい間見ることができます。山の南面と北面では樹相が異なり、尾根には針葉樹が、また、谷側には笹やフサザクラなど様々な樹木が我々を迎えてくれます。 
高尾山にはモミの木が多く、その根本には珍味として有名な「アカハツタケ」が生えていたり、ブナやナラの林にはシャカシメジが出ています。

 このような自然にはぐくまれて、高尾山では様々な鳥類や昆虫にも出会うことができます。まずは高尾山を代表する鳥「ブッポウソウ」(仏法僧)そしてキビタキ、アカショウビン、イカル、サンコチョウ、オオルリ、クロツグミ等々......    
 昆虫については約4000種が生息しているとみられており、大阪の箕面や京都の貴船とならぶ三大宝庫の一つに数えられています。美しい音色で鳴くカンタンが特に有名です。
草花についていえば、もうその数ときたら天然の植物園です。また数が多いだけでなく高尾山に固有のもの(タカオワニグチソウ、タカオスミレ等)が60種以上も確認されています。


エイザンスミレ

 高尾山は日本でも有数のスミレの多いところと言われています。
 日本には約80種類のスミレが自生していますが、高尾山ではそのうち約30種類のスミレを見つけることができます。まさにスミレの宝庫ですね。

 何せ、その名もズバリ「タカオスミレ」と名付けられたスミレもあるぐらいですから。
 
 そのスミレの宝庫、高尾山でもよく眼に付くのが「エイザンスミレ」です。
沢沿いや林の下に、濃いピンクと白の混じった大きな花で、直径は 2p以上もあります。葉も大きく細く裂け、一目で他のスミレとは区別がつきやすいといわれますが、高尾を歩いていて葉がやや切れ込んだようなスミレを見つけたらきっとそれがこのエイザンスミレでしょう。日本の特産種で、比叡山に生えていることから来た名前だそうです。

 3月半ばから5月まで次々に咲き続くスミレですが、一番早いのがアオイスミレ、遅いのがコミヤマスミレです。タカオスミレは少し暗くあまり乾かない北斜面に群落を作っています

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オカトラノオ


サクラソウ科
初夏にたくさんの白い花が穂のようにつき,頭を曲げる特徴があります。
花は下から順次咲いていく。
花序は虎の尻尾のような形にしなだれる。小さな花をよく見ると、おしべと花弁が対生しているのが判る。
オカトラノオは日当たりの良い草原に生育する多年生草本。
名前の由来は、花が虎の尾のように見えるのでこの名前が付きました。
この仲間には水湿地に生育するヌマトラノオと区別としてオカをつけたもの。

キジョラン

「キジョラン」は、漢字で書けば鬼女蘭。しかし蘭の仲間ではなくガガイモ科のつる性植物で、関東地方〜九州の常緑樹林内に生える。葉は対生し卵円形で表面には光沢がある。
葉のわきからでる花柄に、8月から9月にかけて淡黄白色の小さな花をつける。袋果は緑色の楕円形で、中に白毛のある種子がある。
関東地方以西に分布し、葉はアサギマダラ(台湾と日本列島を行き来するチョウチョ)の幼虫の食草としても知られており、事実高尾山ではアサギマダラの綺麗な姿を多く見ることができる。種に付く長くて白い毛を「鬼女」の髪の毛にたとえ名付けられたという。

ところで、平成20年4月19日の東京新聞の報じたところによれば
「キジョランが何者かに相次いで引き抜かれているのが見つかった。「ほかの木に巻き付いているのを誰かが善意で取り払ったのではないか」という見方が出ているが、一帯は「明治の森高尾国定公園」内で植物の伐採は規制されている。高尾山を管理する都多摩環境事務所(立川市)は「森林の管理は担当者に任せてほしい」と呼び掛けている。キジョランが引き抜かれていたのが見つかったのは、山頂付近とふもとのケーブルカー清滝駅近くなど。 三月二十七日に高尾山をハイキングした登山愛好家の男性によると、山頂からやや下った登山道周辺で、二十センチから数メートルのキジョラン約四十本が、根元から引き抜かれ、その場に放置されていた。」そうである。

 清滝駅近くの林野庁関東森林管理局「高尾森林センター」でも三月下旬ごろから、登山者からの連絡が相次ぐようになったという。

 高尾山は昨春、フランスのタイヤメーカー「ミシュラン」による日本の観光地の格付けで最高ランクの三つ星に認定されて以降、登山客が急増している。このため、同センターは「キジョランがほかの木に巻き付いているのを見て『山のために』と伐採する自然愛好家が出てきたのかもしれない」と推測する。」

 しかしながら、高尾山で自生しているキジョランが、あまりにも繁殖して山を荒らしている事実はないと思われます。善意での引き抜きかもしれませんが、こらが逆に山を荒らすことにならないようにしてほしいものです。

カタクリ

 高尾の春の花といったらやはりカタクリでしょう。カタクリは古名でカタカゴ、あるいは方言でカタコとも呼ばれているユリ科の多年草で3月下旬から4月初旬にかけて花を咲かせます。

種から開花までが7年かかるといわれ、日照、気温、湿度などの環境がうまくあわないと決して育ちません。うすい紫色のカタクリの花は、うつむいたように咲き、その姿は純粋無垢な少女を思わせるようです。
その花姿から花言葉は「初恋」とか。春のうららかな陽光の中、カタクリの花に青春時代を思い起こしてみてはいかがでしょうか。

高尾山口駅から相模湖方面に向かって約2キロメートルほどいったところに梅の木平という集落がありますが、ここから峰の薬師登山道入口、国道を左へ50メートルほど入った民家の裏山はカタクリの群生地として広く知られています。このカタクリが咲く頃になるとリュックを背に梅の木平へ向かう人が多くなってきます。

高尾近辺にはもう一ヶ所、花の密度の濃さなどで関東随一と称されるカタクリの群生地があります。神奈川県城山町の「カタクリの里」です。こちらのカタクリは、歌人の小野小町が東北地方から城山町に移し植えたといいます。同里には今でも小野という地名が数多く残り、村民が手厚く弔ったという小町の墓も存在するそうです。       

キバナツリフネソウ

 黄花釣舟草と書きますが、湿った林内や湿原などに生える1年草。花の形がおもしろく、船を釣ったような形状が特徴でこの名が付けられました。
 6号路でよく見かけました。



コバギボウシ

ユリ科

コバギボウシは山野の日当たりの良い湿地に生える多年草。
ギボウシの仲間では葉も花も小形です。葉の小さなギボウシの意味。
花のつぼみの形が橋の欄干(らんかん)の擬宝珠(ぎぼうし)に見立てたとかいわれる.
高さ30〜50センチの花茎に長さ4〜5センチの淡紫色の花をつける.

セッコク

 ラン科の多年草「セッコク」は、高尾山の多くの植物の中でも、ちょっと風変わりな植物のひとつといってよいかもしれません。

高尾山では主に大木の枝に着生していますが、その特徴は芯は節が見られ、葉は小さな笹のような形をしています。花は大変美しくちょうど鶴が舞っているような形をしています。しかしながらその咲いている場所が大木でも上のほうであることもあってなかなか人目につかないのは残念です。

高尾山でこのセッコクが見られるのは、6号路の琵琶滝から500メートルほど登ったところですが、5月から6月中旬の花の時期は、弁天丸からさらに500メートル先まで対岸の杉の木立にかなりのセッコクを見ることができるはずです。

ところでこのセッコク、実は鑑賞の隠れた穴場があるのです。ふもとのケーブルカー清滝駅と山頂に近い高尾山駅のホームの脇にある桜(約3メートル)の木のまたで観察ができるのです。
これは、10年ほど前に高尾山6号路の杉が台風で倒れた際、駅職員が持ち帰り移植したものなのです。年々その数が増えているとのことで、先ほど述べたように本来なかなかお目にかからない花だけに、こんな間近で見られることを喜ぶ人の声が多いとか。見頃は、5月下旬から6月10日頃までです。

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長生蘭 セッコク 鬼面児

シモバシラ

 高尾山では、林の中の枯れ茎に氷の花を咲かせるシソ科の植物・多年草のシモバシラが有名です。
秋には白か薄紅が、色の小さな花をまるで鋸の歯のように多数つけます。

しかし、やはりシモバシラの言葉の所以は冬にあります。秋に咲いたこの花は、枯れた後の寒い日にもう一度美しい花をつけるのです。といっても本物の花ではありません。
氷の花を咲かせるのです。
地中から吸い上げられた水が、夜間の寒さで凍り、枯れた茎を割って吹き出して氷の花を咲かせるのです。この珍しい氷の結晶の花を霜柱に見立てたもので、時には前日のあるいは前々日の花の上から咲くこともありそれはまさに氷の彫刻、自然の美しさに言葉を失います。
 高尾山では、山頂から奥高尾方面で見られますがいずれにしても早朝に行かねばなりません。                                       
 そこで皆さんにこっそりアドバイス。シモバシラの氷の結晶を見ることができるのは寒い冬。
 そこでシモバシラが白い清楚な花を咲かせている、秋のうちに、冬の下見を兼ねて、シモバシラの花を探してみるのです。秋のうちに花を見つけて冬を楽しみにしておくのです。 

ジュウニヒトエ

 十二単とはまたなんとおしゃれな名前をつけたことでしょう。高尾山の山麓や中腹、雑木林の中でお目にかかれるこの植物は、シソ科の草で、薄紫色の花を咲かせます。
 花が何段にも重なっているので、この様子がそう平安絵巻きに出てくる女官の十二単のようだとして名付けられたようです。  

シャガ

 アヤメ科のこの植物は、高尾山の沢沿いの湿った林下に群生しており、4月頃から白紫色の花が咲いて、高尾の代表的な花となります。

 葉は細長く、光沢があります。実はできませんが、地下茎が伸びて増え続きます。
 土砂崩れの心配がある場所などに土留めとして植えられることも多いようです。

タカオヒゴタイ

 キク科トウヒレン属
 タカオの名を持つ野草のひとつ。
 一見アザミに似ているが、よく見ると刺はなくトウヒレン属の草です。
 名前は、キク科にヒゴタイという草があるので、それに似た小さな草という意味ですが、ヒゴタイの語源は不明です。

開花期:9月中旬〜10月下旬主な特徴:高さ30〜60cmになる多年草。根生葉や下部の葉はバイオリン形。


ツリフネソウ

 高さ50cmほどの1年草。水辺などの湿った所に群生する。葉は広皮針形で互生。夏から秋の初めに紅紫色の花をつける。
この花の距は著しく後ろに突き出て渦巻き状となる。

実は熟すとはじけて種を飛ばす。花の形が帆掛け船をつり下げたようなところからこの名がある。  


チゴユリ

 林の下に群生するユリ科の多年草。4月から5月にかけて、茎の下に白い小さな花を下向きにつける。

 稚児(ちご)ゆりとは、まったくよく名付けたもので、高尾に似合う清楚な草花と言えるでしょう。
 林の中の明るいところで育ちます。ケーブルカー高尾山駅のわきや稲荷山のハイキングコース、2号路、5号路でよく見ることができます。              

シロヨメナ

 高さ30〜100cmになるキク科の多年草。
葉は長楕円状皮針形で先は鋭くとがり、縁には大きな鋸葉がある。
 葉には3本の脈が目立つ。秋には白色の頭花はつけるが径は1.5cm〜2cmほど。
 和名はヨメナに似て白花をつけることによる 

     

    

ハナイカダ

 6号路でよく見かける変わった植物を紹介しましょう。
葉に花が咲き、そして実も成らせるというその植物の名は「ハナイカダ」。
 葉の上の花や実を乗せた姿がちょうど「いかだ」に乗ったようだというのでこの名がついたとか。

 花はうすい黄緑色の小さなものですがやがて小豆くらいの緑色の実になりやがて黒く熟します。
 葉に花なんてほんとうに不思議ですね。
 よく見ると、葉の中央を走っている葉脈が付け根のところまでは白く太く、そこから先が普通の大きさになっているのがわかります。
 どうやら、もともとあった花の柄が葉脈と重なり合ってしまい現在のような形になったのだそうです。 


ハナネコノメ

学名Chrysosplenium album var. stamineum

山地の谷筋の湿った場所に生える多年草。 走出枝を出し、地面を這う。根生葉は花後枯れる。 白い花弁に見えるところは、実は萼(がく)で、花後は緑色に変色する。赤いところは、雄しべの葯(やく)で、花粉を飛ばす部分になります。
裏高尾小下沢で見ることができますが、花マニアの写真家には大人気の花で、順番待ちでないと撮れないとか、
 

ヒトリシズカ

 センリョウ科。
 林の下や草地に数本かたまって生えている。
 がくも花弁もなく、白いおしべがむき出しになっている。4月頃に葉が開ききらないうちに花穂を1本出す。
 源義経が愛したという静御前が、恋しい義経を想い、吉野山で舞った姿に似ていると「一人静」の名がつけられたといいます。
 別名「吉野静」とも言うそうです。一丁平から陣馬山へのコースで見ることができます。                           
一人静 木魂は遠く 呼び交はし     福永耕二

一人静 花のさびしさ 見みせもせず   河野南畦

ヒメヤブラン

ユリ科

日当たりのよい野原の芝地に生え、高さ10-15センチになる。
地中に横走する地下茎でふえる。
葉は葉はかたまって地面に出て幅2-3ミリの線形で長さ10-20センチ。
葉よりも短い花茎を立て,その先に淡紫色の小さな花がまばらに斜め上を向いて咲く。
名はヤブランよりも姿が小さくかわいらしいことによる.

球形で黒紫色に熟し、果実に見えるのは果実ではなく種子である。

フシグロセンノウ

撫子(なでしこ)科

節の部分が紫黒色なので「節黒」。 仙翁」は京都の嵯峨(さが)の 仙翁寺(せんのうじ)というところが作出したところから命名。
丘陵から山地の谷沿いの明るい林内から林縁のほか、湿った伐採地や草原にも見られる。

高さ50〜90cm。
地下茎は短く分岐し、古い株からは10本前後の地上茎が出る。
地上茎は直立し、上部でまばらに分岐し、下向きの軟毛がある。
葉は、対生し長楕円形で、長さ4〜15cm。
7月から9月にかけて茎の上部に鮮やかな朱赤色の花を数個つける。
花は直径5センチほどで花弁の縁はほぼ全縁。

フタリシズカ

 センリョウ科。

 山野の林下に生える多年草です。茎の先に数本の穂状花序を出し,小さな白い花をつけます。花弁はなく,3 個の雄しべが丸く子房を取り巻いています。
 フタリシズカとは静御前とその亡霊の舞姿にたとえたものと言われています。
 4〜6月頃白い花をつけますが高さは30cm〜50cmとヒトリシズカよりやや高いようです。                                        

ホウチャクソウ

 1号路で主に見られるホウチャクソウは、林の中に群生する高さが30〜50cmのユリ科の植物です。

 枝先に3cmくらいの白緑色の花を垂れ下がってつけます。この花の形がお寺や塔の軒につるす「宝鐸(ほうちゃく)」に似ているところから付けられたといいます。  

       

ノコンギ

 いわゆる「野菊」。一口に野菊といってもよく似ている種類が多いのです。
 花が薄紫色で葉を触ってみるとざらざらしているのが「ノコンギク」です。
 薄紫色なのに「野紺菊」と呼ばれるのは、古くからの栽培種の紺色をしたコンギクの原種だからとか。

 このほかに「シロヨメナ」やリュウノウギクが一般に野菊と呼ばれています。
ソロヨメナは花が白くきょ歯(葉のまわりのぎざぎざ)と三脈(3本の白い葉脈)が目立ちます。
 分類上もノコンギクはシオン属、ヨメナはヨメナ属に入ります。 

リユウノウギク

庭に植えたいような白い大きな花を咲かせます。
 花の名は「竜脳(ボルネオ樟脳)」に似た香りの油が含まれていることから和名がつけられています。日当りのよい林縁などに見られる多年生草本植物で、一般に庭で栽培している菊と同じ仲間です。

 この香りを好む方は浴剤にもなるので試して見てはいかがでしょうか。澄んだ秋空と純白のリュウノウギクはよく似合います

レンゲショウマ

 金鳳花(きんぽうげ)科のレンゲショウマは日本特産の1属1種の多年草で、本州の太平洋側の温暖な地帯に分布している。日本だけに分布する。

 ゆらゆら揺れて、下向きに咲く可憐な姿から「森の妖精」と呼ばれる山野草で、好んで自生するのは、湿り気のある林の中や木陰です。

 花の盛りは8月後半。花が(下から見上げて)「ハス」に、 葉が「更科升麻(さらしなしょうま)」に 似ているところからこの名前になった。ショウマとは漢方薬の名前で、サラシナショウマとその近縁種を指します。

 レンゲショウマの群生地としては奥多摩の御岳山が有名ですが、高尾山は御岳山よりも早く見頃を迎えるようです。レンゲショウマは高尾山の中腹にある野草園で見ることができます。この野草園には3ヶ所約500株のレンゲショウマが群生しています。また、薬王院の奥の院や大師堂の周辺にも野生のレンゲショウマが咲いていました。

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ミズヒキ

 「水引(ミズヒキ)」―実に、縁起の良い名前ですね。ミズヒキは日本全国、朝鮮・中国・インドシナ・ヒマラヤなどに分布するタデ科、ミスヒキ属の多年草です。

 祝い事で使う熨斗などに懸ける紅白の水引が名前の由来で、目立ちにくい花ですが4 弁の花が上からのぞくと"赤"、下から見上げると"白"と、見る角度でその装いを変える。
 花は直径4ミリ内外。ミズヒキのように、花とガク片の区別がつかない花を、「花被片」(かひへん)と呼びます。雌しべの先端はカギ型に曲がっていて、実を結んだあとに、このカギが動物や人の衣服に付着して、種を遠方に広げます。ヤブや林縁等に自生しており、時折、民家の庭などでも見かけることが多いです。

 秋の野草として、また、茶室の庭などに好まれるようです。
 高尾山では8月から10月にかけて山林の木暗い道や沢沿いでこのミズヒキをよく見かけます。

 草丈60cm、細長い枝先に赤い小さな小花をまばらにつけ、風に揺れるさまは、山麓の秋を告げている。漢方では「竜牙草」と呼び、下痢等に薬効のある有用な植物でもある。 
 花言葉は「素のままの自分」

ムラサキケマン

 平地や山麓の日陰のやや湿った所に生える越年草です。高尾山麓や中腹などの日影で少し湿ったところに6月頃まで見られます。
 高さは20cmから50cmくらいで、葉は 2,3 回羽状に細かく裂け,裂片には更に深い切れ込みがあります。花は紅紫色,ときには白で,長さ 2 センチくらいの筒状です。
 仏殿の欄間などの「華まん」に似ているところこの名がついたということです。   

ヤマホトトギス

 山地、丘陵地の明るい林下に生えるユリ科の多年草。
茎は直立し毛は斜め下向きに少数生え、茎の先と上部の葉腋から分枝する花序を出す。花弁は反り返って開く。ホトトギスというと秋の花の印象ですが、この種は7月から9月夏に白に紅紫色の斑点がついた花が咲く。

おしべ、めしべが妙に目立つのが特徴。花のつくりは独特ですが花被片が6枚、雄しべが6本、子房が上位でほかのユリの花と同じです。高さ40p〜1m位。
花に紫斑があり上向きに咲く姿は、まさに山のホトトギス(不如帰(花被片の斑点を鳥の不如帰の胸にある斑点になぞらえて)) というところでしょうか。
高尾山では、この花を覚えると落葉樹林の枯れ葉がつもった登山道の脇で比較的よく見かける花です。

ヤブデマリ

 スイカズラ科ガマズミ属
 学名:Viburnum plicatum Thunberg f. tomentsum
 沢沿いに生え、枝先に散形花序を出して,直径 5 ミリ程度の小さな両生かを付け,縁を直径 3,4 センチの装飾花が取り巻きます。高さ2〜6mほどの落葉小高木。白い装飾花の様子は、ガクアジサイのようです。6号路で5月上旬から中旬が見頃となります

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四季咲きヤブデマリ

ヤブレガサ

 それにしても「破れ傘」とは、何と面白い名前をつけたものです。ヤブレガサはその名の通りぼろぼろに破れた傘をやや開きかけたときのような姿で高尾の山中で見つかります。
 キク科の仲間で、ちょうどカタクリが咲き始めた頃に傘が開き始めますので、ちょっと対照的ですね。
片や山麓の可憐な花、そして片やぼろぼろの傘とは。
 ヤブレガサの花は、夏に見ることができますが、やはり傘のちょっとひょうきんな姿を見ようと思ったら春先の芽吹く頃がいいでしょう。

破れ傘 まこと破れて 夏の草       高野素十    
やぶれがさ むらがり生ひぬ 梅雨の中   水原秋桜子




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