・行動食
・非常食
・山での調理
・メニューを考えよう
・便利なクッキングウェア
便利なクッキングウェア
○調理器具(Cooker)
日帰りのハイキング程度では特に必要はないが、そのまま火にかけることが出来、カップとしても使える「シェラカップ」は持っていると便利です。
あちこちのメーカーから販売されていますが、登山・キャンプ用食器の代名詞的存在となったきた感があります。
飲料用のコップとして使ったり、ソースを温める小鍋としてストーブの上に置いたり、目玉焼きを焼いたり、水炊きのタレを入れたり、色々使えます。
素材は最近はいろいろでているようですが、アルミは熱伝導率が高く一番使いやすい万能素材です。
一方、チタンは登山やバックパッカーの使用などを意識して、とにかく軽さ優先ですが、反面、熱伝導率が悪いというきらいはあります
色んな形状があるが、パッキングし易く、お湯を注ぐとき角を利用してこぼれることの少ない、四角形のものも使い勝手が良いようです。
○コッヘル
アルミやステンレス、あるいはチタンなどの素材で作られた、軽くコンパクトなキャンプ用鍋食器セットがコッヘルです。
たくさんの種類があり、数種類の器がひとつの大きな器に収まるようにできています。
作る料理やパーティの人数よって、コッヘルのコンビネーションは無数に考えられます。人数を考えて、2割くらい大きめのものを用意しましょう。
登山用品カタログにはモリタ、ニュートップ、エバニューなどのコッヘルセットが何種類も掲載されているが、あわててなにも高価なセットを購入することはありません。いずれ登山慣れしてくると使わなくなるものの代表が、ケトル、フライパン、お玉ということを覚えておきましょう。
目的が登山のように限定されているときは、軽量化に徹して、小型の鍋と皿にシェラカップというシンプルな組み合わせにすることもあるし、場合によってはシェラカップ一つだけで湯沸かしから調理まですべてまかなってしまうケースも考えられます。
これからはじめてコッヘルを購入しようというのなら、初めに2、3人用のセットを買うといいでしょう。
ソロでは、その中の大鍋と皿の一枚を外して使うわけです。また、アウトドアでは定番となっているシェラカップは、直接火にかけられ、食器としても手ごろな上、場合によってはオタマやスコップとしても使えるので、とても重宝します。
○ナイフ
調理の他、細引きを切ったり、たきつけ用の火口を作るのに薪を細かく裂いたりと、キャンプにおいてはナイフはなくてはならないツールです。
ブレード大小、缶切り、栓抜き、キリ、ワインオープナーなどの機能が一つになったアーミーナイフと、ブレードが比較的厚くナタ代わりにも使えるフォールディングナイフの2本を常備していれば、ほとんどあらゆる用途をカバーします。
また、サバイバルナイフなどの刃渡りの長いごついボウイナイフを持っている人も度々見かけますが、これは、かさばって重い上で実用的とはいえません。
ナタ代わりに使うには、ブレード(刃)が薄く、欠けやすいので危険です。シースナイフ(刃が畳めないタイプ)なら、刃渡り5,6cmのものが実用的です。
ところで刃渡り60mm以上のナイフを正当な理由なく携帯することは銃砲刀剣類所持等取締法第22条により禁止されています。キャンプ・釣り・登山などの目的なく所持携帯することはできません。
○ストーブ(Stove)
ガス、アルコール、固形アルコール、ガソリン、灯油など、燃料別に様々なタイプがある。目的、用途によって、どれが良いかは一概に言えないが、一番手軽に本格的な火力が得られるのはガスである。
バーナー部はコンパクトに折り畳むことが出来、ボンベはコッヘルの中に収容できるサイズになっている。