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自然を守る

○野生動物との接触

 自然公園や自然の野山には野生動植物がたくさん生息しています。
 そこは彼らの生息地で、私たちはそこへおじゃまするのですから、決して迷惑をかけてはいけません。 

 生ゴミを捨てて帰ったり野生動物にエサをあげた結果、野山の生態系にまで影響を与えてしまい、山に捨てられたお菓子やジュースの味を求めて熊が里にまで降りてくるようになったり、観光客がくれるエサをもらいにキタキツネが路上で待っていたりといったことが問題になっています。

 オートキャンプブーム以降、キャンプ場のゴミ捨て場や里を徘徊するタヌキやキツネなどの野生動物が多くなったといいます。
 山が切り開かれ、住処やエサ場を奪われたこれらの動物たちが、手近なところでかっこうのエサ場を見つけ、馴染んでしまったのです。

○植物の採取の禁止

 また、ほとんど全ての自然公園内の草花や山菜の採取も禁止されています。

 きれいな自然の中にタバコの吸い殻、コンビニやスーパーのビニール袋、ペットボトル、お弁当の容器などが落ちていると、熊や狸、野の草花に、なんだかとっても申し訳ない気分になってしまいます。

 何も捨てないで、何も持ち帰らないのが野山のルール。もちろん楽しい思い出はいくらでもお持ち帰りください。
 


現状復帰の大原則

 生態系への影響を最小限に押さえるため、それに後から来るキャンパーへのマナーとして、キャンプを撤収する際は、原状復帰を徹底しましょう。
 焚火をしたら、跡は均して痕跡を消します。ゴミはまとめて持ち帰る(たとえゴミ捨て場があっても、持ち帰りが鉄則)。

 でも、何といっても最良の方法は、はじめからゴミが出ないように食糧計画を立てることです。余分なパッケージはあらかじめ外し、生ものは出発前に下ごしらえすればほとんどゴミは出ないはずです。