高尾山で見れる秋に咲く桜、冬に咲くサクラ高尾通信

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高尾山で見れる秋に咲く桜、冬に咲くサクラ

 桜といえば3月から4月にかけて咲くもの・・・そんなふうに決めてかかっている方はいませんか。高尾山にある森林科学園のサクラ保存林に来ていただくとその答えがわかります。

 多摩森林科学園では、昭和41(1966)年、サクラの老化と衰退を防ぎその復興をはかるため日本全国のサクラ品種の収集や保存、研究を開始しました。面積約8ヘクタールの保存林内に、250品種、2000本におよぶサクラがあります。 

 サクラは、種類によって花期は違いますが、一般的には2月の下旬から5月の上旬まで様々なサクラが開花します。
 しかし沖縄県から台北にかけてあるカンヒザクラは1月から2月に、東北地方から北海道にかけて多いオオヤマザクラは5月から6月ごろまた高山にあるタカネザクラは7月上旬、北海道東部に多いチシマザクラも7月ごろ咲きます。また変ったものでは秋から冬にかけて咲く品種もあります。また花の色もいわゆるピンク、いやサクラ色ではなく緑や黄色のサクラもあるのです。

 高尾山の多摩森林科学園は、いわば、ここを訪ねるだけで日本全国の全種類のサクラが見られると言うことですね。八重咲きのものが多いようで都心からやや遅れて見頃になるようです。なお保存林内には幾つかの遊歩道があり、全てのコースを回ろうとすると、約4キロメートルほど歩かなければなりません。しかし山あり谷ありの各コースには様々な色形のサクラを見ることが出来、疲れなんか吹っ飛んでしまいます。

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