高尾山の観光ガイド
高尾山へのお誘い
ミシュラン三ツ星獲得以来、人気が高まる一方の“高尾山”。若者の間で登山がブームになるなど、ますます登山者の増加が期待されています。
都心から西へ約50km、新宿からは京王線特急で最速47分。首都圏からのアクセスの良さ恵まれた高尾山は、群馬県、埼玉県から山梨県まで連なる関東山地の東南に位置しています。
これほど都心から近い場所ながら、一日たっぷり山歩きができ自然と親しめるのも高尾山観光の魅力です。
山頂近くへのアクセスは、清滝駅から高尾山駅間の約1kmを5分程度で結ぶケーブルカーとリフトもあるため日頃体力不足をお嘆きの方々も大丈夫。ゆらりゆらりと山腹の緑を愛でながらの観光にも最適です。
観光地化する一方で、高尾山は暖温帯系の照葉樹林帯、冷温帯系の落葉広葉樹林、中間温帯林の境界に位置するため、カシなどの常緑広葉樹から、ブナ・イヌブナ・ナラ・ホオノキなどの落葉樹林、モミ・ツガなどの針葉樹林と幅広く楽しむことができるなど、観光地とは違った顔を見せてくれます。
そして、なんと高尾山には153科約1600種の植物が自生しています。ここで見つかり命名された固有種は65種もあるのです。たとえばホウチャクソウとチゴユリの自然交配で生まれたホウチャクチゴユリ、触るとレモンの香りがするレモンエゴマ、高尾の名を冠したタカオスミレなどなど。
高尾山は、四季を通して様々な顔をみせてくれます。春の山桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬景色の参道・・・・どれも素晴らしい高尾山の顔です。
この自然にもっとも触れることのできる登山口からは3つの登山ルートがあり、いずれの道も1時間30分程で山頂に達することができます。
そして高尾山を周回する自然研究路というハイキングコースもテーマ別にいくつかに分かれているので、お好みと体力に合わせて選んでみましょう。
体力に自信のある方には、山頂から続く山道を尾根づたいに歩き、城山、景信山、陣馬山まで足をのばすコースもお勧めです。
さてさて、前置きが長くなりましたが、それでは高尾山へいってらっしゃい。
高尾通信は、みなさんの旅をサポートします。