高尾山の文学と伝説・民話
高尾山の文学
高尾山山上の浄心門をくぐり、108段の階段を上ってきた参拝者達は、その参道の両側に続く文学碑にはたと足を止め、しばし見入る。
これらの石碑は、薬王院にゆかりの者や、戦争での思いで、母や父を偲び詠ったものと様々だが、いずれも心に訴えかけてくるものがある。戦前より近年作られた比較的新しいものまで様々ですが、数も増えてきているようです。
高尾山は、昔から多くの歌人や俳人が訪れてはその自然の美しさに心を打たれ数多くの作品を残している。
それは、高尾山の自然の美しさだけでなく、高尾山が昔から信仰の山であり、その神々しいまでもの凛とした雰囲気に触れ、創作意欲に触れているのかもしれません。
高尾山の伝説・民話 そしてミステリースポット
高尾山の天狗は御本尊様に従いお護りする随身として、開運や魔除けなど多くのご利益をもたらす役割をもっています。
古来より多くの天狗伝説や信仰の対象として、時に親しみを込めて「天狗さん」、時に恐れをもって「天狗様」と崇められています。
「天狗」は、修験道の山伏に由来するという説や夜空を滑空するムササビに由来するという説など様々あります。
また、高尾山には天狗伝説のほか弘法大師にまつわる話や霊験あらたかなる話、はてはUFOの基地説まであり、やはり高尾山の神秘性からくるところなのでしょう。