高尾山の文学と伝説・民話
高尾山ミステリースポット
ミシュランで三つ星観光地と認定された高尾山。
さらに昨今のスピリチュアルブームで、東京屈指のパワースポットとしても知られてくるようになりました。
高尾山を中心とした山林は中世から戦前の長きにかけて時の権力者に庇護されてきました。
まったく手付かずの土地だったのです。そういった意味からも土地を伝来とした逸話が多く残され、ミステリースポットとして多くの超常現象が語り継がれているようです。
高尾山にUFO現る
2008年3月25日の内外タイムスに、「高尾山でUFO目撃情報急増の謎」と題された写真入の記事が掲載されました。またこの後「東京スポーツ」が一面大見出しで扱っています。
高尾山で撮影されたというこの写真には、空の真ん中に円盤らしきもの、その周辺に無数のちいさな黒点が見えます。
良く見るとこのUFO(!?)はアダムスキー型のようであり、また別の写真ではステルス機のように見えるのです。
東京多摩地区でこのところ頻繁に目撃される未確認飛行物体。
このような未確認飛行物体は果たしてどのような目的で東京多摩地区に飛来するのでしょうか?
2007年頃から多数寄せられているUFO目撃情報。その中でも特に多く未確認飛行物体が目撃されているのが高尾山を含む東京多摩地区だ。
もともとこのあたりは数多くの超常現象が確認されているミステリースポットです。そして、目撃情報を聞くとどうやらそれら未確認飛行物体は高尾山と何か関係のある動きをしているといわれているのです。
あるUFO研究家(日本テレビで昔よく特集をやってましたね 矢○ディレクター)が「高尾山は東京進出の基地だ」と発言したそうだ。
確かに、高尾山、八王子城山といったこの地域は夏になると若者が車で押し寄せ肝試しを楽しむ恐怖スポットとして有名な場所が多数存在する。確かに高尾山は伝説の山でもあります。
天狗にまつわる話や弘法大師のお話など山の霊験を伝え る話がたくさんあります。「竹林一草たりともみだりに伐ったものは首を切る」という北条氏照が作ったきびしーい殺生禁断のおきてに守られてきました。
高尾山を中心とした山林は中世から戦前の長きにかけて時の権力者に庇護されてきたのです。そういう意味では、立ち入りのできない不可侵の土地だったのです。
そして土地を伝来とした逸話が多く残され、ミステリースポットとして多くの超常現象が語り継がれているようです。
高尾山が、古くから霊山として、修験者の修行の場になっていたのは、独特なパワースポットであったからのようです。
スピリチュアル・カウンセラーで知られる江原啓之さんは、心霊現象に悩まされ続けけてきましたが、2年間毎日のように高尾山に通って滝行に励み、 マイナスの霊体質をプラスの霊体質に変えることができたといいます。
高尾山 霊験宿る地
高尾山は開山は奈良時代ですが、この地に特別な霊験が宿ると庇護が厚くなったのは中世以降といわれています。武田信玄、上杉謙信、北条氏、徳川家康といった歴代の権力者が高尾山を庇護してきました。
また、高尾山薬王院の宗派である「真言宗智山派」の始祖が興教大師という真言宗中興の祖と言われる人です。
弘法大師が入定されてから約300年後、高野山の宗風が活力を失いつつある時、その状況を憂い、弘法大師の教えを再興するために様々な改革をしたのが、興教大師覚鑁上人(こうぎょうだいしかくばんしょうにん)(1095-1143)です。
この興教大師、様々な奇跡を起こした伝説も多く、宇宙人と接触があったという仮説を唱える研究者もいるほどです。ですからこの土地が庇護されてきた要因を考えるとき、宇宙からの使者を結びつけるのは決しておかしくはないというのです。
ところで、徳川家康が宇宙人と接触を持っていたという説は有名です。
家康はこの後、ライバルが次々と死に、大阪冬の陣、夏の陣と豊臣一族を滅亡に導くのです。
また1609年駿府城に現れた"グレイ"に似た生物に対し、家康はお庭番(護衛の忍者)に「人目のつかぬところに追い払え」といって追い払ったといういう話もあります。(家康は将軍職を秀忠に譲っていましたが、大御所として実権を握っていたかった。
そのために未知の生命体とつながりがあることを匂わせることで、自らを神格化したという説も)。
その宇宙人との関わりがあるといわれる徳川家康が特に重要に庇護した土地となればこの地が宇宙となんらかの縁がある土地だという推測は容易です。
高尾山の結界を壊した圏央道
しかし、なぜ今頃突然UFO目撃情報が激増したのでしょうか。
ある人は、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の建設に伴い八王子城跡トンネルが開通しこの地に大きな空洞が出来たことを指摘します。
このトンネルは自然を破壊するだけでなく、結界を壊すものだとして多くの反対がありましたが、結局はすべての反対を押し切り開通してしまいました。
トンネル建設がある聖域に触れてしまったことをほのめかした。
小仏峠は、高尾ハイキングコースの中間地点としても有名ですが、ここにたどる尾根沿いの道はもともとは現在よりかなり南に下ったところにあったらしいのです。かつての道筋は今は廃道となってしま っていますが、高尾山薬王院から甲州街道の小仏峠へ通じる道は、この頃は「富士道」といっていました。
その名の通り、城山山頂からは南側に相模湖が広がり、丹沢山塊を経て富士山がその雄大な姿を現 しています。
高尾山の薬王院有喜寺の奥の院の後ろには冨士浅間社が御祀されています。
追分から進む甲州街道は、高尾山に直面していて、冬至の日には太陽がちょうど高尾山頂の凹部に沈みます。陰陽の調和と陽遁の始まりの前日ということで「一陽来復」として風水学上の最吉の場所です。
高尾山のちょうど真後ろに富士山があり、高尾から見ると富士山頂に冬至の陽が沈み「一陽来復」がダイヤモンド富士として注目されている。
東京(江戸)は、天海僧正によって、精密に設計された風水都市であり、高度な風水や陰陽道の叡智によって設計された人工都市です。
高尾山と江戸城(現 皇居)を結ぶ線、甲州街道・中央線の ラインは、龍脈といわれています。東京湾からは龍神様によって「水」のエネルギーを富士山からは「火」のエネルギーを引き込んで、東京の現在の皇居(江戸城)を最高のパワースポットにしている。
これによって、東京はパワースポットとなり、人々が集中し、経済が発展する土地になっているようです。
ある風水師は、「富士山と皇居(江戸城)の丁度中間地点にあり、富士山のエネルギーを東京へ繋ぐ中継地点としての役目を担っている」と唱えます。
現在でも、東京が世界屈指の大都市として機能しているのは、風水の最重要拠点に高尾山が無事に存在しているからというのです。
この山にトンネルを掘ることは人間の体に穴をあけるようなもので、高尾山という東京の重要なエネルギー拠点を破壊することによって、皇居の結界が破れて東京のパワーバランスが崩れてしまいます。
トンネルにより高尾山の生態系が乱れ、エネルギー波動が狂うということは、高尾山近辺だけの問題ではなく、日本の首都、東京のエネルギーの流れが大きく乱れることをも意味し、風水的に日本全体に何らか影響を与えることにもなりかねません。
それは、450年前から続いた「江戸=東京」という1つの巨大パワースポットの死を意味します。
富士と高尾山のエネルギーがトンネル開通によって寸断されたら・・・高尾山を中心に目撃されるUFOは、ここから漏れるエネルギーに群がってきているのでしょうか。
あるいは、中世以降守られてきた宇宙人と人間との密約を破った人間への報復準備に結集しているのでしょうか。