高尾山の雑学・豆知識(高尾山の麓のイノシシ捕り物帳)

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高尾山の麓のイノシシ捕物帳

 高尾山の登山道付近でも見かけることのあるイノシシ。ずんぐり大きな体ですが、神経質で狂暴な一面も。主に夜行性で、鼻で匂いを嗅ぎながら芋や植物の根、昆虫などを掘り起こして食べています。
 ここ高尾山のふもとでは、例年10月末頃になるとイノシシによる被害が出始めます。

 頑丈な金網を張っても、金網の下を掘って侵入すし、文字どおり猪突猛進で体当たりして壊したり、はたまた1メートルくらいの高さを軽々とジャンプして、この鉄壁の構えを軽々と突破してしまう。

 それではと、わなを仕掛けるにも、誤って人間がかかっては大変と単純にはいかない。勝手高尾山のいのししに猟銃で撃ってもいいかというと、お金を払った上での行政の許可が必要となる。また、地元猟友会の世話にならなくてはならない。

 首尾よく射殺したとしても、その後、ぼたん鍋を囲んで宴会とはいかない。いのししより恐い(!?)自然保護団体の誤解を招かないよう法律・各種ルールを十分に検討した後、いろいろな報告をしたりとあれこれ大変。
 金網を作ったり、脅しの仕掛けを作ったりと被害防止のための金はかかるし、手続きもお役所仕事で煩雑である。苦情を待たずに駆除する方法を役所はもちろん、自然保護団体も一緒になって知恵を出し合い、繁殖の場所を調査して春からでも対策をとってもらいたいものだとは地元の人の弁。
高尾山のいのしし
 もっともイノシシもいい迷惑だ。勝手に山の木々を伐採され、冬になれば食い物にもこまる始末。いきおい里へと降りてこなくては生きていけない。降りてきてちょっとつまみ食いをいすると追い掛け回され、脅かしてやろうと猪突猛進したら、今度は鉄砲を持って追いかけられる。ボタン鍋なんてとんでもない。なんて人間は身勝手なんだ.....(以上、イノシシのつぶやき)

 しかし、人間と動物の共存は、本当に難しいものだ。

高尾山でイノシシと出くわしたら

 いのししの子どものウリボウはかわいいですが、大人になると体重150kgになることもあります。死亡事故などもあるので、発見してもむやみに近づかないようにしましょう。

 それでも季節によっては、高尾山でいのししと出会うこともあります。もし、あまり出くわしたくない相手とばったりであってしまったら、どうすればよいでしょう。

高尾山でイノシシにあう ゆっくりと後退しながらその場を立ち去る
 あわてて騒ぐとイノシシを興奮されてしまうおそれがあります。あわてず向かい合ったまま(振り返って逃げず)そっと後退して距離を取り、その場を離れましょう。

 刺激しない
 攻撃するとイノシシを刺激して、こちらに向かってきたり、大暴れしだす可能性があります。怖くても、物を投げたり振り上げる動作は絶対禁物。そっと立ち去りましょう。

 高いところに避難
 あなたがどんなに力持ちで反撃してもイノシシのパワーには勝てません。応戦せずに、身近な立ち木や高い場所など、イノシシが簡単に登れないような場所に避難しましょう。イノシシは走るスピードが速いので長い距離を走って逃げると追いつかれる可能性があります。 なるべく近くの木に避難しましょう。

 食べ物は体から遠ざけておく
 イノシシは優れた嗅覚の持ち主です。袋の中の匂いに反応していることもあります。そっと食べ物を体から離して(投げつけては興奮させるだけです)その場に置き、そっと立ち去りましょう。

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