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高尾山山頂に水道水

 2010年11月24日、都心から近い紅葉スポットとして有名な東京都、八王子市の高尾山において、水道施設が完成した。東京都水道局では、高尾山水道施設の整備を進めてきたが、それは標高200メートルと370メートルの地点にそれぞれポンプ所を設置してふもとから標高580メートルに設けた配水所まで水を引き揚げるというもの。

 配水所やポンプ所などをつなぐ6.9キロメートルの水道管も敷設し、山頂から約1キロ離れた薬王院周辺やケーブルカー乗り場周辺にも水を送る。山頂とケーブルカー乗り場付近には、水飲み場と水質監視施設を兼ねた施設も設置した。
 この水道工事完成により、高尾山の登山を、より楽しめる環境が整ったということでしょうか。東京都内の代表的な観光地の一つである高尾山のイメージアップにもなりそうだ。

 高尾山は年間登山者数が260万人と富士山、エベレストを越える「世界一」の登山者数を誇る山だ。
 また2007年に仏ミシュラン社の旅行ガイドに掲載されたことなどを理由に、高尾山への登山者は増えている。八王子市によると、高尾山を含む都立高尾陣馬自然公園(同)の来山者数の推計値は06年度の252万人から09年度には323万人に急増している。

今年は更に登山客を増やしているという。これまでは、沢の水などを水源として浄化し登山客用の飲料水などに使用してきたが、近年のこのような登山者数の急増により、たびたび水不足に悩まされていた。
 沢からの取水量が足らなくなった場合は、ふもとから給水車の応援を頼むこともあったという。

 東京都水道局によると、これにより飲料水だけではなく、トイレにも安定して水が供給できるようになり、これによるトイレの増設も可能となったという。
 また、火災などの緊急事態にも対応も可能になったという。

 都によると、山頂周辺にあるトイレと水飲み場ではこれまで沢の水を使ってきた。登山者が増えたことで水が足りなくなり、ふもとから給水車を使って水を運ぶこともあったという。

 2007年に仏ミシュラン社の旅行ガイドに掲載されたことなどを理由に、高尾山への登山者は増えている。八王子市によると、高尾山を含む都立高尾陣馬自然公園(同)の来山者数の推計値は06年度の252万人から09年度には323万人に急増している。

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