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高尾山初日の出ガイド

 東京近郊にお住いの方々、来年の初日の出はどこで見るかもう決められましたか。パワースポット「高尾山」の山頂から拝む初日の出というのはいか高尾山初日の出がですか。
 高尾山では太陽が地平線から上り都心のビル群の美しいシルエットを観ることができます。
 初日の出の頃は、ちょうど横浜の方角から日が昇るのでランドマークタワーとのコラボレーションが見られるかもしれません。

 ただし、近年、ミシュラン評価もあり高尾山は国内外から年間約260万人もの人が訪れる、一大観光スポットとなっており、当然、初日の出を見に行こうという人も大勢います。
 また、年越しの高尾山では、元旦0時から高尾山の中腹薬王院大本堂で「新春特別開帳大護摩供 」が行われたり、山頂では初日の出に合わせご来光を仰高尾山初日の出規制ぎ祈願する「迎光祭」が開催されるなど、毎年多くの初詣客でにぎわいます。
 何と三が日に薬王院に参拝する方の数は約27万人にものぼるそうです。
 12月31日の夜から登って年明け直後に参拝して帰る人もいれば、そのまま初日の出を見るために残る人もいます。

 このため天気が良い場合の山頂や薬王院は、文字通り「スシ詰め」状態の大混雑、高尾山は1月1日の未明に混雑のピークを迎えます。
 ケーブルカーは長蛇の列、歩いて登る人も午前1時には登り始めないと山頂で観ることができない可能性もあります。

 また、高尾山の山頂が著しく混雑すると危険なため、ある程度の人数に達すると入山規制が行われて山頂へ行けなくなってしまいます。
 このところ、例年午前3時頃に入山規制になっているようです。

○アクセス

 年末年始の時期の京王高尾山口駅行きの電車は20分?40分間隔で終日運行京王高尾山口駅しています。まずは京王の高尾山口駅を目指します。
 また、マイカーで高尾山に行くなら、午前2時00分頃までに着かなければ、駐車場に止めるのは難しいです。やはり公共交通機関を使うことをおすすめします。
 高尾山内においては、ケーブルカー(清滝駅~高尾山駅間6分)は12月31日8時~1月1日18時と大みそかから元旦にかけては終夜運転が続きます。 リフト(山麓駅~山上駅間12分)は、さすがに真夜中は危険ですので1月1日5時~17時30分までとなっています。
 なお、ケーブルカーは最大180分待ちになることもあります。
 ケーブルカーに乗るなら待ち時間から逆算して、入場規制(午前3時頃)を回避できるように行くようにしましょう。
 やはり午前2時過ぎ頃にはケーブルカーに乗れる様にした方が良いと思われます。

○登山路

 夜は複数ある登山道のうち1号路以外が12月31日の夕刻から封鎖され通行高尾山からの夜景禁止になるので登山道は大混雑します。
 なお、1号路については常夜灯、街灯で照らされていますので足元は比較的はっきりしています。
 それでも、山頂の混雑が著しい場合は、1号路にも規制がかかり、ケーブルカーで薬王院までは登れますが、薬王院で足止めになってしまいます。薬王院から上には行けなくなります。
 ところで、この1号路、通常であれば70分ほどで登ることができますが、やはり混雑と夜道で、さすがにこの日は70分では登ることができません。
 ケーブルカーを利用せず徒歩で登る場合は、遅くとも1時から2時くらいには登り始めたいものです。

○高尾山山頂の初日の出の時間と気温

 高尾山の初日の出の時間は、例年6時50分前後です。
 また、高尾山山頂の1月の平均気温はマイナス1度、極寒です。

○防寒対策はしっかりと

 登山道は渋滞が起こり、いざ山頂に到着しても日の出の瞬間を待つので、体を動かすことがありません。
 3時に山頂に到着した場合、4時間近くも極寒の山頂でただひたすら待つこ高尾山から初日の出とになりますので、寒さが骨身に染みます。
 また、真冬とはいえ、麓から登れば汗をかきます。コートをわきに抱えて登ってくる人も多くみられます。
 このように汗をかいたままで山頂に長時間滞在するのはただ冷たいだけではなく、低体温症にかかることもありえます。実際のところ毎年、低体温症にかかってしまい救急搬送される方がいらっしゃるようです。
 温かいものを売っているお店も当然混雑しますので、長い時間寒さに耐えられる防寒具が必要になります。南極にでもでかけるつもりでしっかり準備して挑みましょう。
 防寒着の他に、使い捨てカイロはあった方がいいと思われます。自動販売機も列ができますので水筒に温かい飲み物を用意しておくと安心です。
 また、冬の登山道は凍結により滑りやすいので、もし高尾山にとどまらず、陣馬山へと向かい初詣・初日の出を計画される際は、暖かい服装とトレッキングシューズを着用し、懐中電灯を準備するなどの十分な安全対策を行ってください。


おすすめスポット1  山頂

 高尾山でもっともきれいに初日の出を見ることができるのは、「高尾山山頂」となります。山頂大見晴台からは天候に恵まれれば、富士山も見ること高尾山頂もできます。
 まさに美しいご来光を望むことができ、一年のスタートを感動的な光景とともに楽しむことができます。
 山頂は当然場所取りの競争が激しくなるため、大混雑。安全を考慮して人数制限が設けられます。一定の人数に達すると山頂へと続く登山道が閉鎖されてしまいます。
 このところ2時過ぎには、もう次々と人が押し寄せ、二重三重になりおしくらまんじゅう状態が、始まります。従って、絶対に山頂で見たいと考えている方は、山頂のベストポジションを確保したいなら、遅くとも早朝3時に山頂到着をめざして、早朝1時から2時くらいには高尾山口駅を出発すれば確実でしょう。

おすすめスポット2 参道

 1号路の中腹にあるお寺の参道が初日の出スポットになっています。
高尾山から初日の出すぐ横に食べ物を売るお店がたくさんあるので暖まりながら待つことができます。
 ただし、必ずしも絶景が臨めるわかではなく、場所によっては木が邪魔して見えにくいことがあります。
 また、参道の横から見ることになるのであまり鑑賞スペースとしては広くありません。

おすすめスポット3 薬王院境内

 ここは山頂ではありませんが、高尾山の中腹辺りに位置します。しかしな高尾山薬王院境内がら、ここではご来光が綺麗に見える為、山頂を目指さない人々が押し寄せます。
 薬王院は新年の参拝にもお勧めで、近年パワースポットとしても注目されています。
 山頂への登山道が薬王院で封鎖されているため、足止めになった人がみんな薬王院で待機しています。
 そんなわけで、さすがにゆっくり立ち止まって見ることが難しい状況です

おすすめスポット4  霞台展望台

高尾山に登った人の多くが立ち止まって景色を眺めるスポットで、ケーブル高尾山霞台園地カーを降りてすぐの夏場はビアマウントとして活躍する展望塔です。かなり混雑しています。
天気が良い日はスカイツリーをはじめとする東京の高層ビル群を見ることができます。このスポットの最大のウリは何と言っても目の前にケーブルカーとリフトの乗り場があることです。
うまくいけば、行きも帰りもほとんど歩かずに初日の出を拝むことができます。
万一空いていたら、薬王院まで行かずにここで場所を確保するのがおすすめです。

おすすめスポット5  金毘羅台

高尾山金毘羅台 1号路の途中から少し横道にそれたところにある金比羅神社と、非常に展望のよい金比羅台は、穴場スポットです。
 こちらも夜景が人気で、ここから都心の夜景を撮影する人が多くいます。
ただしこちらはとても狭いスペースで、すぐに満員になってしまいますので、やはり早い時期に場所取りが必要となります。

おすすめスポット6 十一丁目茶屋前

 霞台展望塔から少しだけ薬王院方面へ進み、サル園の手前にある茶屋です。
 ここの前からもご来光を見ることが可能です。
 霞台展望台が満員だったら、十一丁目茶屋前を狙っていきましょう。

おすすめスポット7 権現茶屋前

 ケーブルカー山頂駅から薬王院へ行く「男坂」と「女坂」が交わったところにある茶屋で、こちらの前でも初日の出が見えます。
 ただし、木の陰で見えない場所もあるので、日の出の方向を見極めて、場所を確保しましょう。


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