自然研究路5号路のテーマは人と自然高尾通信

高尾山の登山コース

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高尾山自然研究路 高尾山を縦横無尽に歩こう

高尾山自然研究路5号路

  

 人間生活と自然の関わり合いをまた自然の大切さを訴えているコースで山頂をぐるり と一周するコースです。
 ほぼ水平に続いている道は、東西南北の4箇所から山頂へ登る道が通じています。距離も短く、登山初心者でも気軽な服装で散策気分を味わえるハイキングコースです。

 特に12月頃には道ばたに茎から吸い上げられた水が寒 さのあまり凍結し、茎の割れ目から水が飛び出して凍り様々な造形美を作り上げるシ モバシラが良く見られるところとして有名です。

 この高尾山5号路は2号路を除く全ての自然研究路と接続しています。
 この研究路には主に人 の手で植えられたクヌギやコナラ、それにヒノキやカツラといった木々が豊富であり こういった植林の様子の観察するのがテーマでもあります。

 このコースには「ムササビのすみか」や「キツツキの食事」など楽しい解説板が9本立っており、これらを読みながら知識が豊富になっていくのもまた高尾山の楽しみのひとつでもあります。
 
 尚、中にはクイズ形式になっているものもあり、家族連れにも好評のようだ。クイズの解答は山頂のビジターセンターにある。

 1号路からは山頂手前の階段を登らずに右に折れると5号路にになる。山頂の北側にあたる部分を歩くと、樹齢百三十年を越える植栽林が広がります。
 高尾山には人工林(植林)が多くありますが、ここが高尾山で一番古い人工林と思われます。
 これは江戸時代に伊豆韮山代官であった江川太郎左衛門の命によって植林されたという通称「江川杉」の林です。

 江川太郎左衛門は、天保年間相模の国小山村を支配しており、高尾山薬王院末寺、天縛山蓮乗院惣代、豪農原清兵衛光保から天保11年(1840)願い出のあった、小山地先の相模野二百町歩開発の事を、天保14年(1843)9月に許可しています。
 開墾地は、安政3年(1856)検地を受け、清兵衛新田420石余が村髙に加えられることになります。
 この事業の完成を感謝して、開墾奉行代官江川太郎左衛門は、高尾山に大量の杉苗奉納をしたと記録されています。
 これが、現在の「江川杉」というわけです。

距離:900m 周回所要時間:約30分 トイレ:1号路との分岐
  

     

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